ケアマネージャーの資格が取れたので、自身のキャリアアップのために独立したいと考える人もいます。
ケアマネージャーとして介護施設で働き続ける人もいますが、自分でやってみたいと挑戦する人が増えています。
ケアマネージャーとして独立するのであれば、居宅介護支援事業所が開業できます。
居宅介護支援事業所は、ケアマネジャーが常駐している事業所でケアプランという居宅サービス計画書を作成したり、そのプランに基づいて介護サービスを行う事業所と連絡を取り調整を行います。
居宅介護支援事業所はケアマネージャー一人で開業できるので、介護施設でケアマネージャーとして働いて経験を積んでからキャリアアップのために独立する人が増えています。
しかし、2021年度から主任ケアマネージャーを管理者としておかなければならなくなりました。
そのため、これから開業しようと考えている場合、主任ケアマネージャーの資格が必要となります。
主任ケアマネージャーはケアマネージャーの上級資格となるので、主任ケアマネージャーの勉強をしながら独立の準備をすると良いでしょう。
開業するにあたり、主任ケアマネージャーになること以外に準備しなければならないことがあります。
それは、法人格を有すること、物件と設備の準備、人員の確保、運営基準を満たすこと、指定申請を行うことです。
独立するには費用もかかります。
独立前は備品(机や椅子など)の購入費用や法人設立のための費用などがかかりますし、独立後は運転資金が必要です。
独立するメリットは職場での人間関係に悩まされることが減る、私生活と両立しやすくなる、そして受ける仕事が選べるなどがあります。