介護の資格を取るための主な勉強方法は、学校に通う、介護施設でアルバイトをする、通信講座を受講するという3つの方法があります。
これから進路を決める学生に向いているのは、大学の福祉学科や専門学校にそのまま進学することです。
学校で学ぶメリットは、年数をかけてしっかりと学習できる点です。
その道を何十年も歩んできたプロによる指導、座学だけでなく実習まで幅広く勉強でき、資格取得へのバックアップや就職先の面倒まで見てくれる、まさに至れり尽くせりと言っても過言ではありません。
学校に通う時間がない場合は、施設でアルバイトをするという手もあります。
実は、介護施設では資格がなくてもできる仕事がたくさん存在します。
食事の用意や掃除、洗濯などの生活支援、送迎、事務作業などがそれにあたり、実際に無資格で勤務しながら資格取得を目指す介護職員も少なくありません。
現場で働くメリットは、介護職の現状をオンタイムで観察できるところにあり、百聞は一見に如かずとはこのことです。
既に他の仕事をしている人に最適なのは通信講座で、人手がほしい介護業界の雇用確保のために多くの通信講座で介護福祉士のコースが設けられています。
通信講座のメリットは、自分の好きな時に勉強ができる点です。
仕事をしながら空いている時間を使って、効率よく勉強ができる手軽さに人気があります。
介護福祉士の合格率は概ね70%程度とされ、親の介護をきっかけに未経験から資格取得し転職した人も多いです。
ライフスタイルに合った方法で資格取得を目指す、こうした勉強方法の傾向は年々高まっています。